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概要
Windows 10でのコンピュータを起動する時、黒い画面またはブルースクリーンにエラーコード0xc0000225が出て、Windowsシステムに入れなかったことはありますか。次にエラー0xc0000225が出るときの対策をいくつ紹介します。



0xc0000225

エラーコード0xc0000225が出る原因

PC起動時、ブート参照としてのBCDファイル(ブート構成データ)を認識できなくなると、エラーコード0xc0000225が出ます。つまりシステムファイル破損 / 不足、ディスク構造が壊れたなどの状況が発生すると、エラーコード0xc0000225が出る可能性があります。
0xc0000225エラー
接続ケーブル損傷・ハードウェア問題・周辺機器・マルウェア等の原因で、エラー0xc0000225が表示される可能性がもあります。

でも、停電・不良セクタ・BCDファイル誤設置などによるBCDファイル紛失・破損はやはり一番多く見られる原因です。

マザーボード

0xc0000225エラーコードが出るときの対策

一、チェック項目

1.接続ケーブル・ハードウェア

ケーブル・ハードウェアとパソコンの接続は良好かを確認してください。異常なら、再接続・交換してください。接続またはハードウェアに異常がある場合、エラーを生じます。特に、Windowsデュアルシステムがある場合、片方のシステムにあるディスクに異常があった場合、起動時はエラーコード0xc0000225も発生します。

ケースの裏配線

2.周辺機器(USBメモリー・CD-ROMなど)

正常に接続したかを確認してください。周辺機器の故障もエラーコード0xc0000225の原因になります。周辺機器に不具合や故障ある場合、PCから取り外す、または交換してください。

周辺機器を取り外す

3.マルウェア

セーフモードで望ましくない可能性があるアプリケーション、または最近変更のあるソフトウェアをアンインストールしてみてください。詳しくは対処法:0xc0000001が表示されWindows10起動できないを参照してください。

アプリと機能

二、Windows 回復環境 (WinRE) でスタートアップ修復を行う

1.公式サイトからWindows 10 Media Creationというツールをダウンロードします。 (別のコンピュータで操作する)

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

2.ダウンロード後、ダブルクリックして開き、「同意する」 をクリックします。

win10creationmedia適用される通知とライセンス条項

3.「別のPCのインストールメディア(Uフラッシュドライブ、DVDまたはISOファイル)」をクリックします。

win10creationmedia実行する操作を選んでください

4.使用するメディアを選択するときは、「USBフラッシュドライブ」を選択します。(8 GB 以上の空き領域が必要)

実行する操作を選んでください

5.ダウンロードの完了を待ちます。

win10creationmediaダウンロード中

6.USBフラッシュドライブをコンピュータに接続し、USBフラッシュドライブから起動させます。(BIOS設定に入り、ブート順番にUSBメモリを一位に変更します。CD/DVDから起動する場合、CD-ROM Driveを一位に変更します)。

BIOS画面に入る方法

起動ディスクを起動順番の一番に設定します。

7.Windows 10のインストールインターフェイスが表示されます。左下にある「コンピュータを修復」をクリックして、Windows REを起動します。

windows10ダウンロード中コンピューターを修復する

8.Windows REに入ったら、「トラブルシューティング」>>「詳細オプション」>>「スタートアップ修復」を選択します。

あとは画面指示に従って修復操作をしてください。

トラブルシューティング

詳細オプション

スタートアップ修復

三、ディスク・システムファイルをチェック

1.方法二のステップ1~7に従って操Windows REに入り、「トラブルシューティング」>>「詳細オプション」>>「コマンドプロンプト」を選択します。

コマンドプロンプト

2.コマンド画面で、順序に以下のコマンドを入力して、「Enter」キーを押します。

  • sfc /scannow
  • chkdsk c: /r
sfc scannowコマンド
「sfc /scannow」コマンドにより、保護されているすべてのシステムファイルがスキャンされ、破損したファイルがWindows既定のものに置き換えられ、修復されます。
「chkdsk c: /r」コマンドにより、チェックディスクを実施します。
注意: 確認が 100% 完了するまで、このコマンド プロンプト ウィンドウを閉じないでください。 スキャンの結果は、このプロセスが終了した後に表示されます。

四、BCDを再構築し、ブート設定を修復

1.方法二に従いWindows REに入り、「トラブルシューティング」>>「詳細オプション」>>「コマンドプロンプト」を選択します。

コマンドプロンプト

2.コマンド画面で、順序に以下のコマンドを入力して、「Enter」キーを押します。

  • bootrec.exe / fixmbr
  • bootrec.exe / fixboot
  • bootrec.exe / rebuildbcd
ブート修復

3.コマンドを入力してから、スキャンの終了とBCDリビルドを待ちます。

五、Windows 回復環境 (WinRE) でシステムの復元

上の方法でも問題解決できない場合、次の方法でシステムを復元してください。ただし、この方法は管理者アカウントが必要です。なお、あらかじめ復元ポイントを作成した必要もあります。

1.方法二のステップ1~7にに従いWindows REに入り、「トラブルシューティング」>>「詳細オプション」>>「システムの復元」を選択します。指示に従い操作すると、正常状態に戻ることができます。

システム復元

2.管理者アカウントは持っていない場合、ソフトRenee PassNowを使用すると、簡単に管理者アカウントを作成できます。
復元ポイントなく、復元できない場合、または復元しても問題解決できない場合、再インストールするしか方法がありません。

システムの復元・再インストールによってファイル紛失の可能性は高いため、バックアップする必要があります。Renee Passnowのデータ移行機能で重要なファイルを移行してください。
データ移行ソフト(Renee Data Transfer)

六、EFIシステムパーティションを再作成する

Windowsが起動用のシステムファイルを見つけることができない、またはEFIのシステムパーティションが失われている(破損している)場合も、エラーコード0xc0000225 がでます。EFIのシステムパーティションを再作成することで解決できます。
具体的な手順は次のとおりです。

1.方法二に従いWindows REに入り、「トラブルシューティング」>>「詳細オプション」>>「コマンドプロンプト」を選択します。

コマンドプロンプト

2.コマンドプロンプトで「diskpart」と入力して、「Enter」キーを押します。

「diskpart」と入力して、「Enter」キーを押します

3、EFIシステムパーティションには通常ドライブ文字が割り当てられていないので、それを正しく使用するには、DISKPARTツールを使用してドライブ文字を設定する必要があります。

次のコマンドを順番に入力し、各コマンドの後に「Enter」キーを押します。

  • [List disk]と入力して「Enter」キーを押すと、システム内のすべてのディスクが一覧表示されます。
  • [select disk n]と入力して「Enter」キーを押します。(nは起動ディスクのディスク番号を表し、実際の状況に応じて入力します。)
  • [list volume]と入力して「Enter」キーを押すと、選択したディスクのすべてのパーティションが一覧表示されます。
  • [select volume m]と入力して「Enter」キーを押します。(mはEFIパーティションのボリュームラベルを表し、個人の実際の状況に応じて入力します。 )
  • [assign letter = N:]と入力して「Enter」キーを押します。(Nは各パーティションの未使用のドライブ文字に置き換えることができます。個人の実際の状況に応じて入力してください)
  • [Exit]と入力し、「Enter」キーを押してdiskpartを終了します。

EFIシステムパーティションにドライブ文字を割り当てる

上のコマンドを完了すると、EFIシステムパーティションに 「N」ドライブ文字が割り当てられます。

4.次に、EFIシステムパーティションをフォーマットしてEFIを再作成します。 次の順序でコマンドを入力してください。

  • [N:]を入力して「Enter」を押すと、Nは割り当てられたドライブ文字です。
  • [format N:/ FS:FAT32]と入力して「Enter」キーを押します。

EFIパーティション再作成

5.最後に[bcdboot C:¥windows / s N:/ f UEFI]と入力し、「Enter」キーを押してブートローダを修正します。

ブートローダを修正する

上の手順を完了すると、NドライブにEFIという名前の新しいフォルダが再作成されます。修復が完了したら、コンピュータを再起動して通常どおりに起動できるか確認します。

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