Satoshi プロダクトマネージャー 2019-3-12
概要
コンピュータに起動エラーが表示されたら場合、CHKDSK機能で修復できます。 CHKDSKとは一体何でしょうか? この記事は、CHKDSKの機能、実行方法などCHKDSKについて詳しく紹介します。
一、CHKDSKとは
CHKDSK(チェックディスク、check diskの略語)はMS-DOS、OS/2およびWindowsに付属するシステムユーティリティコマンド。ディスクボリュームのファイルシステム整合性をチェックし、論理ファイルシステムエラーを修復する機能を持つ。パラメータを入力しないと、CHKDSKは通常、検出されたディスクのステータスレポートのみを表示します。指定されたパラメーターが添付されている場合、CHKDSKはエラーを修正します。
CHKDSKの修復オプション一覧を紹介します。
CHKDSK構文:chkdsk [Volume] [Path] [/f] [/v] [/r] [/x] [/i] [/c] [/l:Size] [/b] [/perf ] [/scan ] [/?]
パラメータ | 説明 |
Volume | ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウントポイント、ボリューム名を指定します。 |
Path | FAT/FAT32 のみ: 断片化をチェックするファイルを指定します。 |
/f | ファイルシステムを修復します。 |
/v | FAT/FAT32: ディスクの全ファイルの完全なパスと名前を表示します。NTFS: クリーンアップ メッセージがあればそれも表示します。 |
/r | 不良セクターを見つけて、読み取り可能な情報を回復します (/F も暗黙的に指定されます)。 |
/x | 必要であれば、最初にボリュームを強制的にマウント解除します。ボリュームに対して開かれているすべてのハンドルは、無効になります (/F も暗黙的に指定されます)。 |
/i | NTFS のみ: インデックス エントリのチェックを抑制して実行します。 |
/c | NTFS のみ: フォルダー構造内の周期的なチェックをスキップします。 |
/l:Size | NTFS のみ: 指定されたキロバイト数にログ ファイル サイズを変更します。サイズが指定されていないときは、現在のサイズを表示します。 |
/b | NTFS のみ: ボリューム上の不良クラスターを再評価します (/R も暗黙的に指定されます)。 |
/? | コマンドプロンプトにヘルプを表示します。 |
/scan | NTFS のみ: ボリュームに対してプロアクティブスキャンを実行します。 |
/spotfix | NTFS のみ: ボリュームに対してスポット修正を実行します。 |
次にはCHKDSKを実行する方法を紹介します。
二、CHKDSKを実行する方法
方法1:エクスプローラーからCHKDSKを実行
Windows 8/10の場合
① エクスプローラーでターゲットドライブを右クリックして、「プロパティ」を選択します。
② 「ツール」タブを選択し、「チェック」ボタンをクリックします。
③ 「ドライブのスキャン」をクリックします。エラーが検出されたら、修正するかどうかを指定できます。
Windows 7の場合
① エクスプローラーでターゲットドライブを右クリックして、「プロパティ」を選択します。
② 「ツール」タブを選択し、「チェックする」ボタンをクリックします。
③ 「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」という項目のみにチェックを入れ、「開始」をクリックします。
「ディスク使用中にそのディスクを検査できません」という警告画面が表示される場合は、「ディスク検査のスケジュール」という項目をクリックしてください。次にパソコンを再起動します。自動スキャンが始まります。
方法2:コマンドプロンプトからCHKDSKを実行
注意:コマンドの実行は管理者アカウントが必要なので、管理者権限がない場合、まず管理者権限アカウントを作成してください。
① Windows 10の場合、検索欄に「CMD」を入力します。結果の「コマンドプロンプト」を右クリックして、「管理者として実行」をクリックします。
Windows 8の場合、マウスカーソルを右上(もしくは右下)に移動するとメニューが表示されるので、そこから「検索」をクリックします。検索フォームに「コマンド」と入力し、Enterキーを押します。表示された検索結果から「コマンドプロンプト」をクリックします。
Windows 7の場合、Windows 7のスタートボタンをクリックして、検索欄に「cmd」と入力してから、検索結果に表示された「cmd.exe」という項目を右クリックして、「管理者として実行」をクリックします。
② コマンドプロンプトで、CHKDSKコマンドを実行できます。例はコマンド「chkdsk C: /f /r /x」と入力し、Enterキーを押します。
「ボリュームが別のプロセスで使用されているため、CHKDSKを実行できません」というメッセージが表示される場合は、お使いのキーボード上の「Y」というキーを押してから、「Enter」というキーを押し、パソコンを再起動します。次回の起動後、このチェックは自動的に実行します。
三、CHKDSK機能の使い方
boot.iniファイルを読み込めない・ブルースクリーンなどのエラーが発生した場合に、通常CHKDSKコマンドの実行により、すぐに問題を見つけて修正することができます。次に、CHKDSKの使用方法を紹介します。
例1:CHKDSK機能でブルースクリーン、エラーコード0×00000024、0xc000014Cを解決する
CHKDSKコマンドでシステムファイル・システムドライバー破損を修復できます。
① Windows 10 Media Creationをダウンロードし、Windowsインストールメディアを作成します(方法はここをクリックしてください)。作り上げたWindowsインストールメディアをコンピューターに接続します。
② 修復用のディスクから起動したら、インストールインターフェイスの左下にある「コンピュータを修復」をクリックして、Windows REを起動します。
「トラブルシューティング」>>「詳細オプション」>>「コマンドプロンプト」を選びます。
③ コマンドプロンプト画面で、コマンド「chkdsk C: /f /r /x」と入力して、「Enter」キーを押します。
例2:CHKDSK機能で外付けHDDの破損した読み込めないファイルを修復する
外付けハードディスク、USBメモリなどのリムーバブルメディアの場合、ファイルが破損し読めないと、CHKDSKで修復することができます。 (外付けハードディスクを例として説明します。)
① 外付けハードディスクをPCに接続します。次に、キーボードの「Windows」キー+「R」キーを同時に押して実行ボックスを開き、「cmd」と入力してEnterキーを押します。
② コマンドプロンプトで、「chkdsk G:/ r」と入力して、Enterキーを押します。修正完了なら、「ファイルシステムを修正しました」というメッセージが表示されます。
注意:「G:」は、外付けハードディスクを指します。実際の状況によって入力してください。
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